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松羽目物[まつばめもの]

歌舞伎舞踊の種類の一つで、能・狂言を歌舞伎舞踊化したものをさしていう。

松羽目[まつばめ]は、正面に松が描かれ、左右袖にそれぞれ竹が描かれたもので、能舞台を歌舞伎舞台に取り入れたものをさしている。 この舞台装置をバックにして、能・狂言を歌舞伎舞踊化して演ずるものを、松羽目物[まつばめもの]という。勧進帳[かんじんちょう]、 船弁慶[ふなべんけい]、紅葉狩[もみじがり]、土蜘蛛[つちぐも]、二人袴[ふたりばかま]などがある。